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ニコルス ピノ・ノワ−ル モントレー・カウンティ ピソーニ・ヴィンヤード 1997
【ピソーニー・ヴィンヤード】
  多くのピノ・ノワールファンから注目されているこのピソーニ・ヴィンヤード、オーナーは去年あたりから一躍注目を浴びるようになったGary Pisoniという人物。肩までありそうなちりちりパーマにがっちりとした体つき、写真を見る限りでは中年のロック・シンガーのような風貌だが、"I'm pinot crazy!"と自認するほど、ピノ・ノワールの栽培に情熱を傾けている男である。
  彼が所有するPisoni Vineyardおよび友人と共同所有しているGary's Vineyardは、モンタレーの内陸部、Santa Lucia Highlandsにある。この地域での気候の特徴は、午前11時半頃から日没にかけて、ほぼ毎日のように強い風が吹き荒れるということだ。南にあるPaso Roblesで日中の気温がぐんぐんと上がるに連れて、北のモンタレー湾で冷やされた空気が強い風となって一気に南へ向かう。
  この地域は、ちょうどその巨大な空気の流れの通り道になっているのだ。そのため、日中の気温は常に涼しく、ブドウの生育期間が長くなると同時に、強い風を常に受けるために、ブドウの表皮が厚くなり、その分果実味が凝縮されるという。また、この地区は降雨量が少ないために常に水不足に見まわれる。
  多くのワイナリーは、近くを流れるサリナス川からポンプで水をひいているが、ギャリー氏は父親の反対を押し切り、かなりの資金を投入して畑の周囲に次々と井戸を掘った。全部で7本の井戸を掘ったが、最初の5本は水が出ず、最後の2本でやっと水脈にたどり着いたという。
  すぐそばにある温泉(Paraiso Hot Springs)ともつながっているために、水温は20度前後と温かく、そのおかげで地表の温度も保たれる。「今のブドウの品質が保てるのは、この水のおかげでもあるんだ。」と、彼はインタヴューで述べている。
  ところで、ピソーニの畑について語られるとき、まずついて回るのが、「ブルゴーニュのラ・ターシュの畑の枝をこっそり持ち帰り、そのクローンを植えたらしい。」というエピソードだ。
  カリフォルニアのブドウ栽培業者の間ではずいぶん前から知られていた話だが、ワインスペクテーター誌のライターであるThomas Garrette氏が執拗にインタビューした結果、初めてメディアで暴露された(同誌99年9月15日号)という。この件について、本人は口を濁しているものの、「こっそり持ち帰った」というよりは、「夜中に他人の畑に忍び込み、その日の昼に剪定されて地面に散らばっていたブドウの枝から芽の部分を切り落として持って帰った」ということらしい。
  しかし、この噂もあってか、ピソーニの畑のブドウは、あちらこちらのワイナリーからひっぱりだことなり、価格も急上昇している。ニコルスのピソーニも例外ではなく、Pisoni Vineyardと畑名がラベルに表示されたこのワインは他の畑のピノ・ノワールより果実の買い入れ価格が高く、高値がつけられている。

【テイスティング・コメント】
  「色調は褐色がかった明るいガーネット色。特徴としてチェリー、ブラックベリー、アプリコットなどが少し熟して蒸れたような果実香とドライ・ハーブ、アニスなどのスパイス類、腐葉土などの熟成感あふれる香りが幾重にも重なり合い、心地の良いハーモニーを奏でています。口当たりはまろやかで、細かなタンニンと穏やかな酸味。かむような食感がある集めのボディと最高のバランスでしっかりとした骨格とは裏腹に、とてもリッチで上品な仕上がりとなっています。アフターに残るほのかな樽香とオレンジの皮のような華やかな香りが長い余韻を引き立てます。」

  ラ・ターシュと同じクローンを使っているといわれるピノ・ノワール ピソーニ・ヴィンヤード。1997ヴィンテージを飲み比べてみるのも面白いだろう。アリエ産フレンチオーク100%で11ヶ月熟成後瓶詰めされさらに9ヶ月熟成。

アルコール度数13.5%
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