プライドワイナリーが位置するスプリング・マウンテンの頂上付近は1920年代まで電話もなく、40年代まで電気も通らない、50年代になってやっとセント・ヘレナに通じる道ができたという山奥です。ブドウ畑をつくるにはたいへんなところでしたが、とても素晴らしい自然に囲まれ、美しいところです。この土地でのワイン作りの歴史は長く、土地の人々にはなじみのサミットランチという最初のオーナーがブドウ畑をはじめたのが1869年という記録が残っています。何人もの手を経て、現オーナーのプライド氏によって1990年買い取られ、プライド・マウンテン・ヴィンヤーズとなりました。ワインメーカーにボブ・フォリー氏を迎え、毎年のように賞賛され、大変評判の高いワインを造り続けています。現在もカリフォルニア州以外での入手が困難なブティックワイナリーとしてワイン愛好者たちの間では話題のワイナリーです。(写真はワイン・メーカーのボブ・フォーリー氏。)