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中井章恵の軌跡 |
ナカイ・ヴィンヤード |
シャルドネ |
メルロー |
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【中井章恵 Akiyoshi Nakai氏のワインとの出会い】
彼のワインとワイン醸造に関する情熱は東京からサンフランシスコに移住してから12年後に思いがけないところから始まりました。1976年のこと、家族を連れてカリフォルニアのセントラル・ヴァレーにてチェリーとアプリコットの収穫体験をした際、摘み取った量がとても多かったのでそれを友人たちと分け合ったそうです。その中の一人にワイン好きでザ・フレンズ・オブ・バッカス(サンフランシスコを拠点としたワイン醸造クラブ)にてワイン醸造関連の機材を管理している友人がおり、その方から余った果物でワインを作ったらどうかと勧められたのです。彼の進言通り、自作のアプリコット・ワインは繊細で美しい香りがあり、ドライでデリケートな味わいを楽しむことができました。
自作アプリコット・ワインの成功に興奮した彼はザ・フレンズ・オブ・バッカスに参加し、初めてぶどうの収穫を体験しました。さらに北カリフォルニアの由緒あるワインの地にあるいくつものヴィンヤードにて多数のぶどう品種の収穫に携わったのです。ヴィンヤードでの体験は東京での子供時代のものとは全く異なったものだったそうです。このころから彼は自然に帰ること、農夫になること、そして自分のぶどうを自分自身で育てることを昼夜を問わず夢見るようになります。さらなる情熱とともに、自然回帰に対する熱望は自分のヴィンヤードをいつの日か運営するのだという確信に変わります。しかしこの目標を考えるとき、彼はもっと農業のことを学ばなければならないと言うことに気がついていました。そこで彼は夢の実現のため、平日の仕事を続けながら、週末サンフランシスコから北に100キロほど離れたサンタ・ロサ・コミュニティー・カレッジに通いぶどう栽培学を学びました。
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